〜ごあいさつ〜

 

 私がヴァイオリンを始めたきっかけは、ピアノを習っていた音楽教室にたまたま中古のヴァイオリンが売りに出されていたからでした。

 母は将来の私に手に職をと思いヴァイオリンを習わせようとしましたが、当の私はあまり興味がなく、また習い事を始めるとなかなか辞めると言えない子供だったので最初は拒んでいました。それなのに、とりあえず受けた体験レッスンで先生におだてられ、あれよあれよと始めることになったのです。

 楽器というものは練習しないと上達しません。でも中には要領の良い子がいて、あまり練習しなくてもまあまあ弾けたりするのです。どちらかと言うと私もそのタイプでした。しかし当たり前ですが要領だけではすぐ限界がきます。練習しないと弾けない曲だらけになります。

 ついに私も練習をするようになりました。でもなかなか思うような演奏が出来ず何度も挫折を味わいました。それでも継続は力なりとは良く言ったもので、段々と練習の成果が現れるようになり、もっと弾けるようになりたいと思い始めました。そしてヴァイオリンが好きと思えた20歳の時、フランスへ留学する事を決めたのです。

 留学中はひたすら弾いていました。練習が苦にならなかったのです。ソロでは先生のレッスンに毎回刺激を受け、もっとこう弾きたいもっとああ弾きたいと考え、それが実現出来た時の喜びを知り、室内楽やオーケストラでは皆と作り上げていく楽しさを学び、夏季合宿では仲間と切磋琢磨し向上心を高め合いました。沢山の経験をした4年間は私の中で宝物です。

 帰国後は、音楽教室で子どもから大人まで多くの方々にレッスンをしながら、演奏活動も精力的に行なってきました。

 その後、2児の母となり育児中心の生活を送っていましたが、主人の協力を得て少しずつ演奏活動を再開し、下の子が幼稚園に入ったのを機に自宅にてヴァイオリン教室をスタートさせました。

 ヴァイオリンを弾く楽しさを、今は心の底から感じられる事が嬉しくて仕方ありません。

「今日もヴァイオリン弾きたいな」と思えるようなレッスンを心掛けて参ります。

 まずは1度体験レッスンにお越しくださいませ。

 ご連絡お待ちしております。

 

 

門田瑠美